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畑の仕事あれこれ > 梨棚の棚掛け&修繕


梨棚の棚かけ&修繕
☆棚を作る
梨やブドウなどの果樹は、甘く熟す頃になると果実が木から下がり、柔らかくなり、風ですれたり痛みやすります。そのため、棚を作って果樹栽培をする歴史は、随分古くからとされています。

棚作りは、果実を大切に育てることはもちろん、新しく伸びてきた新芽(新梢:しんしょう)を大事に育て、来年再来年を見越した木を作るためには欠かせないことです。

@もちあみ式
4隅の柱をしっかり設置し、番線を升目状に張って作る。棚作りの主流になっている。

4隅の柱のどれか1本でも揺らいだ場合、全体が緩んでしまう難点がある。


Aいくみ式
いくつかのブロックで作られているため、破損した際には部分修理で十分補強できる。

が、この方式での設置の場合、特に専門的な技術が必要で、時間と手間も大変ということで、あまり普及しなかった。
梨の枝を支える棚を作る仕事は、まだ梨の収入が入らないけれど、先を見越した設備投資です。
「梨を作ろう!梨畑を、おれがやる」と強い意志を持って始める仕事と言って過言ではないかと思います。

頼まれて梨屋同士で応援に行き、助け合いをしながら、大勢でいっきに棚かけをします。昭和50年代頃、手伝ってもらった晩は、結婚式のときのようなご馳走をしてふるまったそうでした。

棚かけをするのは、園主が新しく畑を広げたりするときなどで、この特殊な仕事を数多く手がけられる方は少ないようです。そのため最近では、時間のかかる大変な力仕事ということで、専門業者の方に依頼される農家も増えてきました。

「自分の畑は自分で作る」と何でも手がけ、棚作りの数をこなし、仕事のコツを心得た農家が少なくなっているようです。
【梨の棚】

@梨棚

180cmくらいの高さ。
その農園の家族が仕事のしやすい高さに作る。

A網棚(あみだな)


梨棚の上に、上からすっぽり包み込むような網を支えるための棚。
長さ3.6m位のパイプを設置。

新しく伸びた枝が上の網を突き抜けることなく、しっかり伸びる空間を確保。
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網をかける
【梨畑に網をかける】

 @強い風から、花や新しく伸び始めた芽を守るため

 A網で囲いこむことで、梨畑の温度が1度上がるときいています

 B収穫間近になると集まってきて、果実を食い荒らすカラスなどの鳥よけのため

 C雹(ひょう)から守る→雷の鳴り始めに雹が降ることがある。氷の小さな粒は空からものすごい勢いで落ちてくるため、雹が降ると花は落ち、小さな実は傷が付き、新しい芽は折れてしまうこともある。
☆アンカーを打つ ・・地中にイカリを打て!
柱をしっかりと支えるために、アンカーをうちます。
    
アンカー打ちは大事な仕事

崩れにくいしっかりした地盤を
選びます

金具が地中で開き、地中に碇を
下ろすような働きをする

写真右:雪の重さで梨の棚が
倒れた時にそのすさまじい勢いで
持ち上げられたアンカー


力任せでできる仕事ではありません。
打ち方を失敗すると、周りの土がゆるんでしまい、アンカーの支える力も弱くなってしまいます。
二人で組んでアンカーを打ちをします。
アンカーの種類もたくさんあります。
地中にいけると、金具の先が羽根のように開きます。
金具の羽根の幅の違いに注目して下さい。
幅が広ければ、それだけ力強く引っ張ってくれるようでしたが・・抜かれてしまいました。

修繕のために、同じところに打ちたいのですが、引きぬかれたときに地面の穴が大きく崩れているでしょうから、今までの物より、より長いものを準備しています。

(共済組合 現地視察 5/11)
☆始めの頃のアンカーは

梨作りを始めたころは、
深い穴を掘ってコンクリートの柱を埋めました。

この写真は、2007年梨棚の修繕のときに掘り起こした時のもの。

随分深くまで掘ったものですね。まるで、タイムカプセルでも
出てきそうな・・。




打ち付けに失敗した
アンカー
新しいアンカーと打ち損ねた物 がんばれ、とうちゃん

【棚の構成】

角柱(すみばしら):畑の4隅にいけ込みます。

写真は、梨作りを始めてころの手作りの柱です。(現役で、活躍中)
改良され、アルミ製の円柱の柱ができているようです。


間柱(まばしら):4m位の間隔で、柱をいけ込みます。

アンカー:地中にイカリを打て!

アンカーを打つことで、柱が持ち上げられないように、地面の下から引っ張る働きをします。

番線(ばんせん):梨棚に縦横50cmくらいの間隔に線を引きます。
ここに梨の枝を縛り、枝を支えます。



写真右は、折原果樹園の梨畑の角にあります。
梨梨作りを始めた頃から畑や、私達の生活を支えてくれています。
この字を書いたのは、折原幸男氏です。
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梨棚の修繕

木を切る剪定(せんてい)作業の際、のこぎりやはさみで番線を傷つけてしまうことがあります。長い月日のうちに、そこからさびが入ります。使えるものを大事にしながら、直して使います。
番線を緩めます 機械の力を借りての作業です
番線の世代交代です 梨畑の回りを囲む網に、番線を付けます。
受け石の上にパイプをのせます
番線を強く張った状態で、パイプを据え付けます。この力バランスが難しい。
仕上がった棚。
パイプの元の地面には、受け石が埋められています
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**ラジオは友達***

『果樹園が、シャツ一枚のおれの仕事場』 山頭火

NHKの高校講座から流れてきた俳句です。(誤字脱字があるかもしれません)
飾り気のない、それでいて、果樹園にかける強い意志が感じられる句。悶々とした農家の気持ちを言い当てているような気がしました。
畑仕事の強い味方、高下駄

発砲スチロールでできています。軽くて、とても重宝しています。15cmくらい高くなります。背の高い人は、こんな風に見えるのかと、少しの視野の違いに驚きます。

折原果樹園の梨棚の高さは、158cmの私の背の高さでは、ちょっと高く肩が懲ります。空き瓶のケースを使って、踏み台にしていますが、高下駄をはくことで、大変仕事の能率が上がります。

年とともに、何だか背が小さくなっていくようで、一方体重は、悲しいかな・・・・・増加傾向で。

サンダルのように、ゴムの口に足を入れるだけですが脱げ易いので畳の紐をつけ、足首を縛っています。

☆良いところ:視野が高くなり、作業の能率が上がり、肩こりが緩和されること。 ⇒この点では、最高です。
       
☆難点:@土地の少しの段差でこけやすいこと。⇒足首を捻挫してはいけないと、気をつけています。
A長時間使用のとき、足の甲を、ゴムで縛られているため、夜は足がほてり、だるくなります。
B体重の重さで、下駄の底が減ります。

(2007・7・12)  2010・04・28更新
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